お疲れ様です。このたび、人生初の8時間労働5連勤を無事完遂いたしました。
ちょっと久しぶりな気がする執筆、今日書くことは前回最後にちらっと予告した通り。
ブログの目次「100のやりたいことリスト」の中から、記念すべきひとつめの〝やりたいこと〟を達成いたしました!
029.
primaniacsで推しのキャラクターフレグランスを買う
えー、どうか何も言わないでほしい、なぜなら当然わたしだって思っているからです。
「おまえ一発目それでええんか?」
ウーン、だって一歩ミスればただわたしが一方的に気持ち悪いオタクを晒して、引かれてオシマイ案件だから!
だがしかし100のリストに入れたからには、そして叶えたからには腹を括って。
黒歴史にならないことを願いましょう。
何を語って何を隠すか、己の技量にすべてが懸かっております。
一応ですがわたしはローくんの香水欲しいけど買おうか迷ってる人たちのために感想したためるだけなんで、あなたが別に購入検討していないなら全然読まなくたっていいんですよ。
本当に。マジで。
マジで!!! やめときなって!!!
primaniacsで推しのキャラ香水を買った
キャラ香水専門店〝primaniacs〟
さて、閑話休題。気を取り直して。
まずは「そもそもprimaniacsって何ぞや?」という方へ宛て、簡単に。
香水ブランド・primaniacs(プリマニアックス)とは、漫画やアニメに登場するキャラクターの魅力を的確に表現したイメージフレグランスを制作する専門店です。
さあ、画面の向こうのあの子に逢いに行きましょう
というフレーズを掲げ、 まるで目の前にキャラが現れたかのような夢の体験を提供してくれるらしい。
「そんな店あるんや……」って感じですよね。
香りを媒介に次元の壁を超越してやろう、というわけです。
世の中にはすごいことを考える人がいる。
トラファルガー・ローについて
自分の推しを改めて明言するの、なんかめちゃくちゃ恥ずかしいな!?
この記事を読むにあたり、彼の詳細は全然知らなくてもいいです。
知らなくたってこの香水をひとたび嗅げば、 トラファルガー・ローがどういう人物なのか、その内面はだいたい分かるから。
彼は「ONE PIECE」に出てくる海賊です。
船長であり医者でもあり、だいたいどの作品にもひとりはいるクールなイケメン枠を担っております、とだけ事前補足を。
いざ、開封の儀
荷物はこんな感じで届きました。
推しの香水が存在することを知ってから、迷っていた期間は3ヶ月。
ですが半月ほど前のある朝、寝起きの頭に突如 「買ったほうがいい」 という天啓が降りてきて、そのまま布団の中で決済しました。
丁重に段ボールを開けると、2層のバリアの奥に〝それ〟は封じられていました。
こちらの外箱、ローくん率いる「ハートの海賊団」のマークと彼の帽子、そして愛刀の絵が描かれています。
ハワワ……となりながら本体を取り出していく。
(うわあ、神聖……)
中身にも同じ絵のシールが貼ってあるね。
容器はガラス製なので、興奮しても落としたりしないよう気をつけましょう。
ちなみにこのときのわたしはお仕事で使う真っ白いシルクのグローブを着用し、汚らしい指紋や皮脂などが付かないよう細心の注意を払っています。
分かったからはよ感想書けや。
待ちに待った推し、召喚
さあ、いよいよシュッしていくわけですが、 何を隠そうこれはわたしのバージン香水。
もちろん適切な使い方とか分かりません。
勢いで買ったはいいけど「どっ、どうすればいいの!?」状態。
でもprimaniacsはとっても親切!
荷物の中にこんなものが同封されていました。
HOW TO ENJOY OUR FRAGRANCE
―フレグランスの楽しみ方―
なんか試し紙みたいなやつ
なるほど、こうやって使えばいいと。
ひとまず今回は試し紙に吹きかけてみることにしました。
だってこの香水はあくまでローくんの匂いとして〝在る〟べきもので、別に自分から漂わせたい匂いではないからです。
さて、では説明書きの指示どおり、この手に掲げた試し紙から10cmくらい距離を離して……
シュッ☆
トラファルガー・ローの匂いレポ
primaniacsのフレグランスは、トップ・ミドル・ラストの3段階で香り(ノート)が変化していきます。
それぞれ順番に、しかと堪能させていただきました。本当にありがとうございます。
① トップ:鋭いハーバルの香り
シュッした瞬間、初めに香るトップノート。
フレグランスの第一印象、ことキャラ香水においてはローくんの第一印象を表しているわけです。
公式の商品説明では 「研ぎすまされたハーバル」 とありますが、知らないカタカナなので一旦ググってみる。
と、どうやら薬草やハーブ、スパイスなどの香草から抽出される香りらしいです。
そしてこれがもう……! 本当に……!
ローくんが他人に与えがちな第一印象、まさにこの香りの通りだと思いました。
ざっくり言えば、刺激的な大人の香り。
「アッこの人あんまり近寄らんほうがいいやつかな……」みたいな、相手に少し構えさせるような匂いがする。
嗅いではオォウ……(刺激が強すぎる)となってしまい、不愉快ではないんだけど個人的にはあまり長く嗅ぎつづけられる香りではないです。
冷たい鋭さが鼻をさすみたいで、ちょっと怖いね。
周囲を威嚇するため、というよりきっと自分を守るための刺々しさが彼にはあるんだろうなと感じます。
② ミドル:居心地の良いアニス
5分ほど経つとミドルノートが漂いはじめる。
トップの派手さ華やかさに比べて、少し落ち着きのある香りとなるそうです。
「これが……ローくんの匂い……」と思いながら大人の刺激にひれ伏していると、 なんか本当に急にほのかな甘さを帯びてきます。
ついさっきまでの良い意味で鼻にクる感じがなくなって、ふわっと甘い匂いがする。ほんのりとミントも感じる。
突然すぎて「エッ!??!」てなる。
公式の説明では 「知性を感じさせるアニス」 。
これまた知らないカタカナですが、調べてみるとアニスとは 「甘みを誇張するために使われる辛さのないスパイス」 らしいですね。
トップの香りはあまり長いこと嗅いでいられなかったんだけど、これはなんか気づいたらずっとスンスン嗅ぎつづけていました。
エ???? あんなに鉄壁ガードの匂いさせてたくせに、 いつの間にかクールな男のふつーにいい匂いがする……
「ちょっと怖い」って第一印象から打って変わって、ミドルノートへの変化はローくんの他人との距離のつめ方を表現しているんじゃないかなと思います。
なんか突然彼のパーソナルスペースに……懐に入れられはじめてる……みたいな。
ローくん、自分の船のクルーとはそういう関係の築き方をしてきてそう。
③ ラスト:甘くて重みのあるアンバー
シュッして30分くらい経つとラストノートが起き上がる。
持続時間は4時間なのでもっとも長く、この香水の主となる香りがやってきます。
つまりトラファルガー・ローというキャラクターの〝ほんとう〟の部分。
彼が心の奥底に、潜在に秘めたる本質がこのパートで表現されます。
イヤ、ね?
さっきちらっと「ミントも感じる」って書いたんですが、今度はそれも抜けていきます。
あっさりした渋い爽やかさが去り、ややこっくりと鼻腔にのこる甘くて重みのある匂い。
今までの香りはスーッと鼻を通りゆく感じだったのに、この香りは鼻の中でくるんと丸まってカドを落として、どこかやわらかく居座るような感覚がある。
なんと言うか、その……体温を……感じるんですよね……
マジで??? 最初あんな鋭い匂いだった香水がこんな……心の奥底に秘めたる人情のぬくもり、静かに立ち込めし……みたいな匂いになるとか思わないじゃん……
最初は「この人怖いな」と思ってたのに、次第に懐に入れられて隣にいるのが普通になり、なんか気がついたら肌と肌が触れあってます、みたいなさ……
(え、大丈夫? この文章提出して大丈夫?)
まあでもそうだよね! アイツ自分の仲間に対してめっちゃ距離感近いもんね!
イエローカードが出てるので一旦公式の説明を挟んでおくと、これは 「気づけば音もなく広がる温かなアンバー」 とのこと。
またまたググると「甘く官能的で独特の色気を醸し出す琥珀の香り」。
こはッ?!?!??!?
ンンッ(咳払い)、すみません、ローくんの瞳が琥珀色なので突然の〝匂わせ〟に思わず取り乱しました。
なるほど、落ち着いた甘さと重くて深い愛情と独特の色気があって。
イヤ、それはもう完全に心をひらいてありのままの姿を見せてるトラファルガー・ローなんよ。
〝ほんとう〟のトラファルガー・ローなんよ。
すごい、すごいです、primaniacs。
「キャラクターの魅力を表現」とかもはやそんなレベルではない、解像度が高すぎる。
香りで次元は超越できた。
ひとつなぎの大秘宝、ONE PIECEは実在した。
結論:推し、実在する
まさかと思いますけど、購入検討とかしていないのにここまで読んだ人いませんよね??
もう最後のほうとかその前提で書きましたけど大丈夫ですよね??
万が一にもいたとしたなら、そうか……楽しんでもらえて良かった……
だけど総量4500字ですよ、何やってんの……
迷ってるなら買ったほうがいい
そのほうが気が楽になります。
決済なんてすぐ終わる。
3ヶ月も迷ってた自分が馬鹿みたいです。
ただこれね、「画面の向こうのあの子に逢いに行く」ってよりは 「推しをこの三次元に召喚する」 悪魔の実もとい悪魔の液です。
だって今書きながらシュッした紙をずっと隣に置いてんですけど、ずーっと〝なんかいる〟んだもん……
自分ではない誰かが、推しが、その残り香がずっとある。エッ、とっくに持続時間切れてますよね??
幻覚か? イヤ、実在する。
そんな感情さえ出てくるほど、ガチでめちゃくちゃ手に入れる価値ある香水。
本当に解像度が高くておったまげる。
最後のアンバーの香りだったら、女性でも日常使いができそうです。
わたしはもうしばらくのあいだ、紙にシュッして楽しむとします。
こんな怪文書を最後まで読んでくれた人、本当にありがとうございます。
楽しんでくれてありがとう、公開して良かったです。
このブログは 「読んでくれた人を前向きな気持ちにしたい」 という想いでやっているのでね。
primaniacs、これまで150近い数の作品とコラボしています。
あなたの推しもこの世に実在するかもしれん。
ハア、いつかヒロアカともコラボして〝プロヒーローになった轟焦凍〟のフレグランスとか出してほしいですね。
絶対いい匂いするよ……
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